Yotazo Lab.

ほぼ自分用。でも誰かの役に立つかもしれない話題

自宅にオフィスキャビネットを買いました

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家の建て替え以来、荷物の山が片付かず、ながらく倉庫のようだった部屋がようやくスッキリしてきました。山積みになった段ボール箱の中身を整理整頓するために導入したのは、オフィス用のスチールキャビネット。かなり迷った末の購入でしたが、結果大正解。収納力と使い勝手の良さに、満足度高めのお買い物となりました。

オフィスキャビネットのいいところ

結構大きな物で存在感があるし、ましてオフィス用。これを個人宅に置くのはどうなのかと散々迷ったのですが、いざ実際に導入してみるとこれは案外おすすめかもしれません。会社勤めの人には使い慣れたスチールキャビネットですが、自宅用に買ってみて、あらためていいなと思ったところを少し書いてみようと思います。

抜群の収納力

なんといってもまずは収納力。会社でフロア移動の際「なんでこんなに入ってんの?」と、キャビネットに入っていた荷物の多さに閉口したことがありませんか? アレです。アレを自宅で体験できてしまいます。余計な装飾がないシンプルな箱なので、キャビネットの大きさの分だけとにかく荷物が入ります。オフィスキャビネットに求めていたのはまさにここ。最高ですね!

ピッタリ入るところ

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棚の高さを調整し、よくあるA4の紙フォルダーを立て掛けてみました。オフィス向けなので当たり前なのですが、棚の高さをオフィスで使うようなバインダーやファイルがぴったり収まる高さにセットできます。無駄なスペースも無く気持ちのいい収まり具合です!

スチール製の本体

オフィス用の家具に目をつけたポイントのひとつが、スチール製だったところです。よくあるパーティクルボードに化粧板を張った感じの家具は、使っていてあまり愛着が湧きません。使っていておもしろいのは、使えば使うほど味が出る無垢材の家具なのですが、こちらは重いし高いしでなかなか手が出ません。そこで鉄板、スチールはいいんじゃないかと。下手したら錆びるしヘコミますが、そういう劣化具合は嫌いじゃありません。インダストリアル系のお部屋にもよくあるじゃないですか。アメリカンなボコボコのロッカーとかサビサビのキャビネットが。かっこいいですよね。僕はああいうの好きなので、スチール、いいんじゃないかと思ったわけです。それと鉄板なのでマグネットが付け放題! これもなにげにプラスポイントです。

組み立て式のところ

これはうちの問題ですが、収納を置きたい部屋というのが、階段で3階上がってしかも入り口がやや狭く、大きな家具は搬入が大変困難な場所。サイズによっては搬入ができない可能性がありました。というわけで組み立て式がいいなと思っていたのですが、オフィス用の家具ならばほとんどが組み立て式。このキャビネットもパーツごとに運ぶだけなので楽勝。ひとりで階段も狭い入り口も余裕で搬入することができました。

奥行きのサイズが良い

実はレコードプレーヤーが置けるラックも別途探していたのですが、今回買ったキャビネットは奥行きが450mmもあります。これだけあれば、このキャビネットにレコードプレーヤーを置くことができてしまいます。よって、レコードプレーヤーを置くラックはこれで解決してしまいました。もちろんレコードもキャビネット内に収納可能で嬉しい! ちなみにキャビネット内には奥行き400mmの段ボール箱をそのまま収納できました。びっくりですね。

オフィスキャビネットのよくないところ

いいところを書いたので、よくないところも……まあ、いまのところ特にないのですが。

手に入れづらい

ひとつあるとしたらこれ。そもそもオフィスキャビネットの問題ではないのですが、実はオフィス向けの家具、個人向けに販売しているところがあまりありませんでした。ネットでこれはいいなと思っても「配送は法人様宛のみ」となっている場合がほとんどだったのです。自宅を個人商店扱いにするなどして注文すればいけるのでしょうが、うまく受け取れなかったり面倒なのは嫌なのでそういったところは避けました。この「欲しくても買えない」というのがオフィス向け家具の欠点なのかなと感じました。

今回のキャビネットは、アスクルが運営している個人向けの通販サイト、LOHACO で買いました(アスクルのほうがちょっと安かったのですが)。また、楽天にメーカー運営のイトーキオンラインショップというのも見つけたのですが、残念なことにちょうど欲しい物が売り切れでした。LOHACOを使うのは初めてだったのですが、送料無料だったし来るのも早くて好印象でした。

購入時のヒントと注意など


今回購入したキャビネットは、イトーキ サリダストレージ 3段 下置き用 両開き 幅900×奥行450×高さ1098mm というキャビネットです。オフィス家具はいろいろなユニット、サイズが用意されているので、実際にどの製品を買うかに辿り着くまでに結構な時間を取られました。今回、何をどう悩んでどう選んだのかという選択ポイントと、購入時の注意点あたりを参考までに書いておこうと思います。

選択肢1 収納タイプ

色々迷って上記のキャビネットにしようと決めました。そこでまずは収納タイプから考えていきます。これは棚か引き出しかという選択です。ロッカーなんていう選択肢もありますが、個人用途では棚か引き出しかの二択でしょう。ここは使い勝手の良さそうな棚を選択したいと思います。

選択肢2 高さを選ぶ

サリダストレージの下置き用棚は、2段、3段、5段、6段の4種類がありました。収納力からすると1790mmの5段、2136mmの6段がとても魅力的なのですが、部屋に置いた時にやや圧迫感がありそうです。2段はあまり意味がないのでここは1098mmの3段が有力候補となります。上でも書きましたが、レコードプレーヤーを置くという使い方も考えると、高さ1098mmの3段が最適解になりました。

選択肢3 扉のタイプを選ぶ

棚にはオープン(扉無し)、引き戸、開き戸があります。扉は欲しいので引き戸か開き戸の2択なのですが、これが一番の悩みポイントでした。引き戸は省スペースが魅力的ですが、荷物の出し入れは開き戸に軍配が上がります。見た目的には……開き戸のほうがかっこいいかな!? ここは開き戸でいきましょう。文章で書くとあっさりですが、ここは本当に迷いに迷いました。

選択肢4 幅も選ぶ

幅も選ばなくてはいけませんでした。サリダストレージは800mmと900mmのラインナップがあります。予定の場所はどちらでも大丈夫。せっかくなので大きいほうの900mmを選択します。

オプション1 追加の棚板は必要か?

追加の棚板は、ついでに頼んでおこうかと迷うところ。結局注文しなかったのですが、結果、僕は不要でした。奥行きがあるキャビネットなので、細かく棚を区切ると奥のものが取り出しづらくなってしまうのです。細かいものは大きな箱に入れ、その箱をキャビネットに収納するという使い方が効率的かと思います。それでも追加の棚が必要となれば、その時に後から注文すればいいと思います。

オプション2 天板は買い

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こちらは迷った上で購入したオプションの木製天板(イトーキ サリダストレージ 専用オプション 天板 ナチュラル 幅900×奥行450×厚さ19mm)。6000円以上しました。たっかー! レコードプレーヤーを置くのに何かしら天板が欲しかったのですが、ちょっとお高い! 正直、そこらの板を乗せればいいじゃんと思いました……が、買いました。きれいな板はそこそこ高くなるし、天板を注文したり作ったりするのにまた時間もかかる。じゃあ買っちゃえと。

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届いた天板の裏側を見て、あ、これは買ってよかったと思いました。キャビネットにぴったり接続できるネジ穴がありました。キャビネットに載せるとさすが純正品、ぴったりですよ(当たり前)。これは思ったよりいいです。買ってよかった。

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天板ありと無しの写真並べてみると、天板が無いほうは殺風景に感じてしまいます。

注意1 購入時に注意すること

では最後に購入時の注意点をひとつ。「上置き用」に注意。オフィスキャビネットは重ねて使う場合があるので、同じユニット、構成に「上置き用」と「下置き用」がある場合があります。1台単体で置く場合はベースが付属している「下置き用」を選びます。実は危うく「上置き用」を買うところだったのは自分です……。散々悩んで疲れた頭に紛らわしいんじゃ~~! 実際にポチる時は商品名をよーく確認しましょう。

オフィス用のキャビネット、ものはたくさん入るし、見た目もシンプルで部屋に置いてみると案外かっこいいと思います。収納家具に迷ったら、選択肢のひとつとして覚えておいて損は無しではないでしょうか。